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「昔がえりの会」のあゆみ。

2020年5月16日
昔がえりの会

『昔がえりの会』の原点は、昭和49年にまで遡ります。当時西武化学工業株式会社開発室に所属していた本会代表会長・西川貞章が、『何か新しいテーマを探すように』と指示を受けたことから始まります。そこで当時東京教育大学(現筑波大学)農学部長をしていた父親に相談したところ、農業に興味があるのなら自分の教え子に当たってみてはとアドバイスを受け、農林水産省や各試験機関、大学等を訪れ、日本の農業の抱える現状と問題点を認識し、その結果、当時は日本農業が変化する、大きな転換期にあると判断しました。
 この時期第一次石油ショックが終わり、食糧問題についても諸々難題を抱え始めていました。そして農業の分野でも、畜産と農耕の分野がそれぞれ専業化していくだろうといわれるようになります。美味しい牛肉・牛乳・卵・豚肉等を均一・標準化し、低コスト・大量生産のためには、従来のように農家が畑を持ちながら一方で畜産をしていく、というやり方には無理が生じてきていたのが、その理由です。それに従い、それぞれの分野で専業化が要求され始めると、畜産においては大規模化のシステムが必要となりました。そうすると当然畜産の排泄物が大きな環境問題になってきました。
 そこで農耕と畜産をつなげていくシステムの構築を考え、ライフサイクルが出来るような畜産排泄物の処理システムを開発することを提案しました。
 『昔がえりの会』は、そこからスタートしたのです。